2020年4月8日水曜日

【大河壮絶ネタバレ注意!!】 『 お茶 と 信長 と 私 』

ん?なんかどこかで聞いたことあるタイトルだな?(笑)

・・・ま、それはさておいてですね。
『麒麟がくる』おもろいですね♪ 個人的には8年前の『平清盛』以来の大ヒット。

最近は話からご無沙汰しておりますが。
個人的に『麒麟..』で一番「この人には、この役者がベストマッチ!!」と思っているのが、
吉田鋼太郎演じる松永久秀です。
第5話6話あたりでは、いろいろ別な角度で騒がれていたようですね。
吉田鋼太郎演じる「久秀のおっちゃんかわいい♪」
「おっさんずラブ」の影響なんでしょうかね?
何かこの回は、鋼太郎久秀に萌えた女性も多かったらしいですね(笑)

麒麟がくる:後半は“松永久秀”吉田鋼太郎の独壇場に 「すまん、
続けてくれ」はアドリブ? 「わしを置いてくな」に可愛いの声

(前略) SNS上でも「『後でな』ってまた来るつもりか!」といった突っ込みや、
「『すまん、続けてくれ』はアドリブなんじゃ?」といった声のほか、
「ハブられる松永様のリアクション楽しい」「こういうところが松永さまが可愛いと
いわれるゆえん」「今回も松永の抑えきれないキャッキャウフフ感が伝わってきた」
「今日は鋼太郎劇場」「吉田鋼太郎の独壇場でした」といった声が次々と上がっていた。
http://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%e9%ba%92%e9%ba%9f%e3%81%8c%e3%81%8f%e3%82%8b%e5%be%8c%e5%8d%8a%e3%81%af%e2%80%9c%e6%9d%be%e6%b0%b8%e4%b9%85%e7%a7%80%e2%80%9d%e5%90%89%e7%94%b0%e9%8b%bc%e5%a4%aa%e9%83%8e%e3%81%ae%e7%8b%ac%e5%a3%87%e5%a0%b4%e3%81%ab-%e3%80%8c%e3%81%99%e3%81%be%e3%82%93%e3%80%81%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%81%a6%e3%81%8f%e3%82%8c%e3%80%8d%e3%81%af%e3%82%a2%e3%83%89%e3%83%aa%e3%83%96%ef%bc%9f-%e3%80%8c%e3%82%8f%e3%81%97%e3%82%92%e7%bd%ae%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%80%8d%e3%81%ab%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%84%e3%81%ae%e5%a3%b0/ar-BB103kA5?ocid=ientp&fbclid=IwAR0pQCo2pk4ZdmYcd-H0_NsBVqdbUnA9I7z8J5wBTNs5FLgX6Y3J4PuiBtY
・・・ま。ドラマですし。
いろいろな見方があってもいいし。私は否定はいたしません。
「萌えて楽しむ」のも、個人の自由かと。
私とて歴史はゲームで主に学びましたから。文句を言う資格ございません。
でも。最近のゲームってスゴいですよね。本当にゲームで歴史が学べる。
松永久秀という人間がどんな人間か? 「ゲームでわかる」んですわ。

松永久秀は斎藤利政(道三)ファンです。それはそういう脚本にもなってますよね?
なぜだかご存知ですか?

それは道三が、松永久秀がやりたいと常々思っていることを
実際成し遂げた人間
だから。久秀が何をば成し遂げたかったのか?
『下剋上』で、一国一城の主になること です。道三は彼の憧れだったのです。

今。第12話時点での、松永久秀のポジションは『三好組の若頭』です。893風に言うとですね(笑)
元は、大きな大きな『細川組』の一組長であった三好長慶率いる三好組。
細川組は、舎弟分の三好組がどんどん幅をきかせているのが気にくわず。
第6話で、三好組組長、三好長慶を鉄砲玉を使って、亡き者にしようとします。
それをドラマで守ったのが、明智光秀と、のちの盟友、細川藤孝と松永久秀ですよね。
のちに細川組は勢力を失い、三好組が細川組の勢力をまるまる乗っ取ることになるのですが。
三好組による、細川組からの『下剋上』です。

さてこの『三好組』。その後どんどん畿内(京のある山城と、摂津、河内、和泉(摂津の東半分と
河内和泉が今の大阪府))、大和(今の奈良県)の5国)を中心に幅を利かせて行くことになります。
松永久秀は『三好組の若頭』ですから、当然久秀もその中で力を振っていきます。
その中でとんでもないこともします。
(そこは今は伏せておきます。が。下の動画を見ると残念ながら、冒頭サラリと書いてます
 超ネタバレです(笑))

ただ、歴史の世の習いで、三好組ものちには勢力を弱めて行くのですが、
久秀だけは信貴山城という城を持ち。独立独歩していきます。独立独歩はしては行くのですが。
織田信長の急激な勢力拡大には、どうあがいても勢力的にどうにもならず。
信長に臣従したり、また、臣従したかと思えば反旗を翻したりを繰り返します。
地政学的に大和の信貴山城は、京に睨みがきき、また当時の『流行の最先端』を行く堺に
行くためへの通り道の一つ。できれば押さえておきたい「交通の要衝」だったのですね。

閑話休題。
堺は元々『会合衆』と呼ばれる『商人たちによる、自主独立都市』でした。
カネはありますから、傭兵を雇うなどして街を自治していたのです。
今井宗久、そして何といっても千利休ですよね。
利休は歴史でもおなじみでしょう。商人でもありますが、『お茶の人』です(笑)

武士の世の中の時代に、武士たちにお茶の文化が広がったのは、おそらく信長の頃です。
それ以前にも大名でありながら、公家文化に傾倒し、その中で茶を嗜む大名もいたのですが、
信長も率先して茶の湯に傾倒していきます。 なぜか?
私も正直詳しくは知らない部分もあるのですが大きく二つの理由がある と思います。

一つは『密談するのにちょうどいい』 こと。
広い会場で大々的に茶会をすることもありますが。茶室。狭いですよね。
おまけに、あの狭いにじり口を潜って茶室に入らなければならない。
ということは。必然『刀を差していては入れない』 のです。
刀を持ってない相手と、茶を立てながら、大事な話ができる。
これ、外交的に非常に重要ですよね。

二つ。『茶器に、褒美としての役割を持たせた』 こと。
戦国時代に、大名という社長がいたとします。
戦に勝ったら当然、その功に報いなければ、部下の心はどんどん離れて行きます。
必然、褒美を与えることになります。
褒美・・・どんなものがあるでしょうか。。。?
一番いいのは領地。でも領地には限りがありますね。なので、金であったり官職であったり、
刀剣類、甲冑、馬などの武具などの『戦に必要な物』だったり、一番手軽なのは『感状』ですよね。
「〇〇はこたびの戦で、これこれこういう働きをした。誠に武士の鑑である。」とかね。
まぁ、そういう類のものが褒美になるのですが。

たとえば現代社会において。
社長の趣味がゴルフだとしたら。「色気のある社員」もゴルフ始めたりしませんか?
それと同様でございます。
うちの社長、千利休さんと昵懇になって茶の湯にハマってるらしいぞ」とか聞くと。
秀吉あたりなんかは「オレも茶の湯始めよう!!」なんて思ったりしませんかね?(笑)

実は信長さん。朝倉、浅井連合軍を倒したあたりからですかね?
『名物』と呼ばれる茶の湯道具のコレクター にどんどんなっていくのです。
同時に、茶会もどんどん開いていくようになります。
「ワシの部下なんだから、この高尚な趣味に興じるワシの心は、わかるよな?」くらいで(笑)
部下たちもどんどん、部下たちの間でも茶会を催すようになります。
コレクターになるきっかけは朝倉から戦で奪った『九十九茄子』という『名物』だと思うのですが。
家臣たちに茶の湯を広めた理由は何と言っても、いざとなれば武具とかと同様、『褒美』になりえる。 というか、「新たな褒美を作った」そゆことなんですよね。

説明が終わった所で本題。
信長に二度臣従し、二度反旗を翻した松永久秀。三度臣従し、三度目も反旗を翻します。
先ほども言った通り、久秀には野心がありますから。
所が。「二度はお咎めなし」だった久秀。三度目の恭順に条件を付けられます。
(それでも条件付きながら恭順してもいいという信長も大したものですが(笑))
その条件とは。
久秀所有の茶の湯道具の『名物』である「『平蜘蛛の茶釜』を差し出せば」
というものでした。ちなみにその価値やいかほど?かというと。
只今ちょいと調べたところによると、千利休作の茶杓にさえ2億の値段がついたみたい。
奥さま聞きました? 茶杓に2億ですってよ? 千利休の作とはいえ。茶壺から抹茶を掬うあの
「大きな耳かき」みたいなのが、2億もするんざますのよ?(お茶の愛好家の方ごめんなさい。)
で。こちらは茶釜なので現存してれば、軽く10億の値はつきますね。20億??? ん十億単位です。
さぁ。どちらも『勝負所』です。まぁ結果は下の動画をご覧ください。

はい。『日本で最初に自爆死した男』 松永弾正久秀でした(笑)

ホントは第5~6話くらいのところで書いてアップしたかったのですが。
ちなみに松永さん、戦国時代ではかなりの長生きで、70まで生きます。
なので吉田鋼太郎さんも最期を演じる時は、老けメイクをしながらの演技になると思います。
時期的には早くて9月。10月中のことになると思うのですが。
吉田鋼太郎さんの『迫真の演技』に、今から心躍らせています。

以上。【大河壮絶ネタバレ】 『 お茶 と 信長 と 私 』 でした(笑)
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